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昨年に引き続き、公立高校にて授業をしてきました。
通常の授業では学べない、犬と人の共生の歴史と、人社会が起こす社会課題がテーマ。
1限目は、犬との関わりから見た人の歴史と健康、本当の意味でのコミュニティ、そして進路の選択肢を増やす事について。
2限目は、殺処分から考える、人が起こす社会課題と、課題解決の表面的活動とその裏側で起こる歪み、そして社会や個人の課題は様々なフェーズが絡み合って存在しているので一つの視点に捉われないという事を記憶に残る様にコマ送り式の画像にして一緒に考えました。
最後に今進めているアニマルバトン活動の話と共に「問い紙」として、
①大災害が起こって、生活用品以外に何か1つ持っていけるとしたら何を持っていくか。
②お父さんが亡くなったら、何を形見(かたみ)にするか。
③お母さんが亡くなったら、何を形見(かたみ)にするか。
④自分が亡くなったら、何を形見(かたみ)にして欲しいか。
を書いて貰いました。
この「問い紙」を作った僕ですら、50年の人生でそんな事を考えた事はなく、生徒さん達も真剣に頭を捻っていました。
その「問い紙」は生徒さんから回収せず、大切に持って帰ってください、いつか見返す時が来ると伝えました。
そして、アニマルバトン活動は、皆さんが今「問い紙」に書いたものを、ペットを亡くした飼い主さんからレインボーアイテムとして託されているのだという事も。
皆なかなかの眼力で聞いていて、途中質問が多くありました。
課題多き社会に出ていく生徒さん達に、少しでも世の中の表裏の両側面を見る力を持って貰いたい。
今日の授業を人生の様々なフェーズで思い出してくれれば幸いかな。